先日、東京オリンピックが閉幕しました。
なんだかんだで、毎日のように何かしらの競技をテレビで見て応援していたので、終わってしまうと少し寂しい感じもします。
もうすぐパラリンピックが開催される予定ですが、国内の感染者数は増えていく一方。
どうなるのでしょう。
開催されるのであれば、またテレビでしっかりと応援したいなと思います。
さて、パラリンピック開幕までの間、オリンピックに関係するものを何か見たいなと思ってしまい、全然関係ないのですが、キン肉マンをまた読むことにしました。
そう、キン肉マンの中でもオリンピックが開催されていたんですね。
皆さんご存知でしょうか?「超人オリンピック」と言う大会を。
「キン肉マン」という漫画
まず、キン肉マンについて少し紹介をしましょう。
「キン肉マン」はゆでたまご(後述)によって描かれた漫画です。アニメも放映されていましたね。
週刊少年ジャンプで1979年から1987年まで連載されていました。
私は連載終了に近づいてきた頃に生まれているので、タイムリーに連載を読んでいたわけではないのですが、アニメで見てすごく好きになりました。
今もたまに漫画を読み返します。
日本に住む超人のキン肉マンことキン肉スグルが仲間の正義超人と共に、次々と立ちはだかる強敵とリングで戦っていくと言う、プロレス系の格闘漫画です。ゆでたまご先生のデビュー作&代表作ですね!
最初の頃は、日本にいる怪獣を倒す、ヒーローを題材としたギャグ要素の強い(おならで空を飛ぶ、ニンニクを食べて巨大化するなど)漫画でしたが、最後の方はプロレスというか格闘の要素がかなり強くなっていき、最後はほとんどギャグ的な要素は無くなっていきました。
私はどちらも好きです。
結構くだらない笑いの要素もよく出てくるので、しょうもないけど面白い笑。
戦いは基本的にはプロレスを基礎としたリング上でのもので、戦いによって生まれる友情の美しさを描いたストーリーが軸となっている。
敵として戦ったキャラクターもキン肉マンとの戦いの末、仲間になっていく、と言うパターンが多い。
この漫画の特徴はなんと言っても読者が応募したキャラクターが作中で使われるというもの。
登場する超人や怪獣の多くは、読者から募集して採用されたものなのです。
ロビンマスク、ラーメンマン、ウォーズマン、バッファローマンなどの有名キャラクターも読者のアイデアがもとになっているそう。
コミックス版は、1980年から1988年の8年間で36巻が発行されています。
その後、2010年に読切などをまとめた37巻が、2011年11月からは続編シリーズの連載が始まり、単行本も38巻から続けて出されています。今は、続編シリーズなど含めて75巻まで発行されています(2021年8月12日現在)。

作者のゆでたまご先生
ここで、作者のゆでたまご先生についても紹介しておきましょう。
ゆでたまご先生は実はお一人の漫画家ではなく、ユニット名なんですね。
嶋田隆司先生と中井義則先生の合同ペンネームなのです。
キン肉マンがデビュー作にして代表作となったわけですが、他にも「闘将!!拉麺男」や「ゆうれい小僧がやってきた!」などの代表作があります。
ちなみに私は「闘将!!拉麺男」(闘えラーメンマン)はアニメでも見ていましたし、小さい頃にこのアニメのTシャツを着て、お祭りで買ってもらったラーメンマンのお面をつけてポーズを決めている写真が残っていました笑。
ゆでたまご先生は設定の矛盾を気にしない展開、飛び抜けた発送を身上とされているらしく、突っ込みどころが多いところもこの漫画の魅力の一つかなと思います。
ペンネームの由来は、「どんなペンネームが良いかと考えている際に、嶋田が放屁したらゆで卵のような臭いがしたため、それでいいかと思い決まった」とする中井説と、「その時に食べていたものがゆで卵だったので『ゆでたまご』になった」とする嶋田説があるらしいのですが、後に嶋田先生が中井説の方を認めているらしいです。
発想が小中学生w。
漫画の内容も、小中学生の男の子が考えるようなギャグ要素もあって楽しいですよ。
そもそもこのキン肉マンのキャラクターを考えたのが小学5年生とかだったというから驚きです。
登場人物(超人)
挙げていけばキリがないですが、主要な人物(超人)について何人かに絞って紹介したいと思います。
それぞれのキャラについて紹介する内容は書き切れないぐらいあります。
またどこかで他の超人と合わせて紹介できればと思います(あまりにも多いのでご了承を・・・)。
- アレキサンドリア・ミート
言わずと知れた正義超人。「ミートくん」と呼ばれることが多い。
キン肉星から地球に残されたキン肉星の王子である主人公のキン肉スグルを迎えにきたのが最初の登場。
初期から登場している人物で、小柄で知的。王子のお目付役として地球でキン肉マンと同居して世話係を務めながら人類の平和のために活動する。
額には「にく」の文字が。

- テリーマン
正式名は、ザ・テリーマン。このキャラも初期から出てきます。
アメリカ出身の正義超人で、額には「米」の文字が。
ビジネスライクでキザな性格、無報酬の仕事は請け負わないような性格のキャラでしたが、実力と見た目のカッコよさなどから人気があるキャラです。キン肉マンとともに怪獣や敵の超人を倒すことが当初から多く、ストーリーが進むにつれ、無償の正義で戦うキン肉マンの姿を見て、自らも戦いに行くようになっていきます。
以来、キン肉マンの1番の親友となる。作中では、キン肉マンとタッグを組むとき「ザ・マシンガンズ」というチーム名で戦っています。
ちなみにモデルとなったのは実在するプロレスラー、テリー・ファンクとされています。

- ロビンマスク
マスクと白銀の鎧に身を包んだイギリスの名門ロビン一族出身のエリート超人。正義超人軍団のリーダー格とされるほど、実力と信頼を兼ね備えたキャラ。
キン肉マンとはライバル関係にあったが、悪魔超人との戦い以降に友情を深めていきます。
ロシアのロボット超人「ウォーズマン」の師匠であることは有名ですよね。
体力の消耗を最小限に抑え、技を有効につうことができる「ロビン戦法」を持ち、クールで合理的なファイトを特徴としています。
残虐なファイトをすることもありますが、あくまでもルールの範囲内(ロビンらしい)。
超人オリンピックの元チャンピオン。
ロンドンのタワーブリッジに見立てた必殺技、「タワーブリッジ」(そのままの名前!)が代表的な技で、アルゼンチン・バックブリーカーと同じ技だが、威力が段違い(らしい)。なんてったって、相手の背骨がへし折られるのだから・・・。
初期ではコミカルな描写も多かったです。
私の好きなキャラの一人。

紹介しだすとキリがないので、今日はこのぐらいにさせてくださいw。
超人オリンピック
作中に出てくる大会の名前で、もちろん架空の大会ですよ!
超人の中から世界一を決めるために、宇宙超人委員会という組織が開催する大会です。
22回の大会が行われており、第20回、21回は「キン肉マン」で、第22回大会は「キン肉マンII世」で出てきます。
全ての正義超人(残虐超人含む)が参加可能で、各国予選を勝ち抜き、日本で行われる予選も通過した者だけが本戦に出場できるようです。
ちなみに、悪魔超人や完璧超人と呼ばれる超人軍団は参加できないそうです。
超人格闘技のルールに基づいて行われ、大会ごとの特別ルールもある(負けた超人は国外追放、対戦相手を棺桶に放り込むまで勝ちにならない棺桶デスマッチなど)。
優勝者には宇宙超人ヘビー級のタイトルと、日本円にして時価1億円のチャンピオンベルトが贈られる。
ちなみにキン肉マンは20回大会で優勝しますが、この時の優勝者は世界遠征に回ることになっていて、その途中で日本の子供達が怪獣に襲われているのを助けに日本に戻って、タイトル防衛戦の開始時間に間に合わずベルトを剥奪されています。
ベルトが1億円すると後で知って後悔していましたねぇ。
キン肉マンが優勝した第20回大会の前の大会、つまり19回大会の優勝者がロビンマスクなんですよね。
東京オリンピックを見終わってから、ここの中で行われているオリンピックが見たくなってまたキン肉マンを読み始めたのでした笑。
まとめ
キン肉マンは私が好きな漫画の一つです。
正直言って最初から最後まで紹介しようと思ってもしきれませんw。
説明もなかなか難しい。
作者のゆでたまご先生の特徴的なストーリーの進み方、初期のギャグ要素から中盤以降の格闘要素が強い内容へのシフトチェンジ、超人どうしの友情や、個性的でかっこいい超人たち、読んでいて心が子供に戻れるような気がします。
純粋にヒーローたちの活躍を楽しみながら、尚且つギャグ要素でも楽しめる。
ん〜、もっと自分に説明するうまさがあれば・・・。
ちょうど今、1巻から読み直しているところなので、またできれば紹介したいと思ってます。